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・シンポジウムでの講演

2024年9月8日に、信州昆虫学会の一般公開シンポジウム「北信越地域のゲンゴロウ類 —研究最前線と今後の展開—」でゲンゴロウ類3種の生態・分子系統地理に関する研究成果について発表します。オンラインでの参加も可能なので、興味がある方は参加してみてください。

信州昆虫学会・信越昆虫研究会 合同大会のお知らせ

https://essofficial.wixsite.com/esshinshu/meeting/2024

直接参加申し込みする方はこちら ※申込期限は9月5日正午

https://forms.gle/498LjSLqYo7QmLXF6

・共著論文のプレスリリースが公開されました

2024年2月27日に、Biological Journal of the Linnean Society に受理されていたゲンゴロウ類3種 (ゲンゴロウ、クロゲンゴロウ、コガタノゲンゴロウ) の生態・分子系統地理に関する論文のプレスリリースが公開されました。

本研究では、2010年頃から西日本各地で増加・新たな分布記録が確認されるようになったコガタノゲンゴロウが、他種のゲンゴロウよりも飛翔しやすく、国内全域の集団間に遺伝的分化が殆どないことを初めて明らかにしました。この結果は、コガタノゲンゴロウが近年急速に分布を拡大させていることを示唆します。

プレスリリース:長崎大学, 広島修道大学, 信州大学

論文はこちら↓

https://doi.org/10.1093/biolinnean/blae017

・書籍が出版されました

2024年1月12日に、分担執筆した書籍「河川生態学入門」が出版されました。第8章を執筆したほか、本書全体の図版の多くや、カバーのデザイン作成も担当しました。

 

出版社のサイトはこちら↓

https://www.kyoritsu-pub.co.jp/book/b10040043.html

・プレスリリースが公開されました

2023年12月8日に、Entomological Science で公開された熊本のタガメ保全に関する論文のプレスリリースが配信されました。

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プレスリリース:広島修道大学, 長崎大学, 熊本県立大学

論文はこちら↓

https://doi.org/10.1111/ens.12564

・論文が公開されました

2023年12月8日に、Entomological Science に受理されていた九州のタガメ集団の保全に関する論文が公開されました。詳しい研究内容はプレスリリースで解説する予定なので、プレスリリースが公開されたらこちらにもリンクを張るようにします。

論文はこちら↓

https://doi.org/10.1111/ens.12564

・プレスリリースが公開されました

2023年11月24日に、Biological Journal of the Linnean Society で公開された五島列島のゲンジボタル集団の分子系統解析に関する論文のプレスリリースが配信されました。

プレスリリース:広島修道大学, 長崎大学

論文はこちら↓

https://doi.org/10.1093/biolinnean/blad161

・論文が公開されました

2023年11月22日に、Biological Journal of the Linnean Society に受理されていた五島列島のゲンジボタル集団の分子系統解析に関する論文が公開されました。詳しい研究内容はプレスリリースで解説する予定なので、プレスリリースが公開されたらこちらにもリンクを張るようにします。

論文はこちら↓

https://doi.org/10.1093/biolinnean/blad161

・論文が受理されました

2023年10月24日に、Biological Journal of the Linnean Society に投稿していた五島列島のゲンジボタル集団の分子系統解析に関する論文が受理されました。ゲンジボタルは東日本では4秒に1回、西日本では2秒に1回の間隔で発光することが知られていますが、先行研究 (Ohba et al., 2020) で五島列島のゲンジボタルの発光間隔はさらに早く、1秒に1回であることが明らかとなっていました。本研究では、五島列島のゲンジボタル集団が九州本土の集団と交配しているか否かについて、集団遺伝学的な手法で追究しました。論文が公開されたら、詳しい研究内容をプレスリリースで解説する予定です。

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・論文が受理されました

2023年9月20日に、Entomological Science に投稿していた熊本県南部のタガメ集団保全に関する論文が受理されました。タガメは全国的にも生息地が減少している希少種で、九州では特に危機的な状況となっています。今回の論文では、熊本県南部で発見された新産地と既知の保全地との関係性を集団遺伝学的解析から解明しました。論文が公開されたら、詳しい研究内容をプレスリリースで解説する予定です。

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・主著論文とプレスリリースが公開されました

2023年4月20日に、Proceedings of the Royal Society B: Biological Science に受理された2019年台風19号の豪雨に起因する千曲・信濃川水系の洪水が及ぼしたチラカゲロウ集団への影響調査に関する論文が公開され、同時にプレスリリースも公開されました。2019年台風19号の影響によって日本列島は各地で観測史上最大の豪雨となり、千曲・信濃川水系では100年に一度というレベルの大洪水が生じました。その結果、上田盆地・長野盆地では堤防が決壊し、住宅地や新幹線の車両基地が水没するなどの甚大な被害が出ました。本論文では、このような規模の洪水後、河川に生息する生物にはどのような影響が出ているのか?という影響調査をチラカゲロウという種類のカゲロウを対象にして実施しました。その結果、チラカゲロウの遺伝的構造・バイオマスは洪水の前後で大きな変化はなく、チラカゲロウの洪水に対する高い抵抗力・回復力を示すこととなりました。詳細についてはプレスリリースや論文を読んでいただければと思います。

プレスリリースはこちら↓

https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/science/research/research/-201919.html

論文はこちら↓

https://doi.org/10.1098/rspb.2023.0177

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・共著論文が早期公開され、プレスリリースも公開されました

2023年3月3日に「Entomological Science」で受理されていたナガサキアメンボに関する論文が早期公開されました。今回の論文では、2019年に新種記載されたナガサキアメンボの分類形質 (形態) の再評価と、新種記載当時は実施されていなかった分子系統解析を実施しました。その結果、ナガサキアメンボはナミアメンボと形態的にも遺伝的にも区別ができないことがわかりました。そのため、今回の論文でナガサキアメンボをシノニム (本来は同種である集団に異なる学名が付けられている状態) であるとして、ナミアメンボに戻す手続きを行いました。また、3月6日にはこの論文に関するプレスリリースも公開されています。

プレスリリースはこちら↓

https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/science/science301.html

論文はこちら↓

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ens.12544

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・共著論文のプレスリリースが公開されました

2023年1月20日に「Limnology」で公開された水生昆虫全般に適用可能なDNAバーコーディング用プライマー開発に関する共著論文のプレスリリースが公開されました。

プレスリリースはこちら↓

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2023-01-20-9

論文はこちら↓

https://link.springer.com/article/10.1007/s10201-022-00710-5

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・共著論文が受理されました

2022年12月4日に「Limnology」に投稿していた水生昆虫全般に適用可能なDNAバーコーディング用プライマー開発に関する共著論文が受理されました。本論文ではこれまでに利用されていたmtDNA COI 領域ではなく、mtDNA 16S rRNA 領域などに着目してプライマー設計を実施しています。論文が公開され次第、リンクなどを掲載します。

・論文が公開されました

2022年7月22日に「Zoological Journal of the Linnean Society」に受理されいた Kisaura 属トビケラ類における異系統間の二次的接触による生殖的形質置換の可能性を示唆した論文が公開されました。

論文はこちら↓

https://doi.org/10.1093/zoolinnean/zlac056

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・出版に携わった図鑑が発売されました

2022年6月23日に、出版に携わった「学研の図鑑LIVE 昆虫 新版」が発売されました。シリアゲムシ目の解説文の執筆を担当したほか、ルリボシカミキリが飛び立つ写真、ニシキイシノミの白バック写真などを提供させて頂きました。この図鑑の凄いところは、ほぼ全ての写真が生きている状態で撮影されているところです。子どもから大人まで楽しめる内容になっているかと思います。書店で見かけたら是非覗いてみてください。

​図鑑紹介のWebサイトはこちら↓

https://zukan.gakken.jp/live/insect_new/

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・論文が受理されました

2022年6月21日に「Zoological Journal of the Linnean Society」に投稿していた論文が受理されました。本論文では、日本列島に生息する2種類の Kisaura 属トビケラ類に着目し、連続的種分化状態や異系統間の二次的接触による生殖的形質置換の可能性を示唆しました。また詳細が公開され次第、ここにも掲載するようにします。

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・共著論文が公開されました

2022年2月11日に「European Journal of Taxonomy」に受理されていた共著論文が公開されました。本論文では、日本列島 (本州・四国・九州・琉球列島) および台湾・中国本土に分布しているキアシシリアゲ種群のレビューを行うとともに、中国産の新種を2種記載しています。

論文はこちら↓

https://doi.org/10.5852/ejt.2022.794.1651

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・論文が公開されました

2021年11月7日に「Genes & Genetic Systems」に受理されていた論文が公開されました。本論文では、DNA情報を基にトウキョウサンショウウオを簡易に識別する手法を開発しました。トウキョウサンショウウオは違法販売されているケースが報告されていたため、本論文の公開によって違法販売業者の検挙や違法販売の抑止に繋がることが期待されます。

論文はこちら↓

https://doi.org/10.1266/ggs.21-00046

 
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・原稿が出版されました

サブワークとして研究を進めているオオハサミムシの系統地理に関する原稿が昆虫DNA研究会の研究会誌「昆虫DNAニュースレター」で公開されました。日本列島に棲息しているオオハサミムシはミトコンドリアDNAを解析した結果、3系統あることが明らかとなり、さらにその3つの系統が別々に日本列島に分散してきた可能性がある、という内容です。

・論文が受理されました

2021年9月6日に「Genes & Genetic Systems」に投稿していたトウキョウサンショウウオの簡易分子同定法確立に関する論文が受理されました。トウキョウサンショウウオは昨年の4月に特定第二種国内希少野生動植物種に指定された希少種で、形態的に近縁種のトウホクサンショウウオと酷似しているため、両種を識別するためのLAMPプライマーを開発しました。4月に京都に異動してきてから着手した研究で、5ヶ月ほどで論文受理まで漕ぎ着けたので、これまでに公表してきた論文の中でも最速でした。詳しい内容については、今後、プレスリリースなどを出す予定です。

 

・論文が受理されました

2021年7月30日に「Molecular Ecology」に投稿していたコオイムシの種分化に関する論文が受理されました。これまでの研究から、コオイムシは大陸と日本列島の集団間で交尾器形態が異なることが明らかになっていたので、交配実験・mtDNA, nDNA (SNPs, SSR) 解析などを実施して、コオイムシが種分化の途中段階にあることを明らかにしました。いろいろな雑誌に投稿してはリジェクトを繰り返し、1年半かけてようやく受理された論文なので、とても嬉しいです。公開されたらリンクなどを張る予定です。

 
 
 
 
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・共著論文が公開されました

2021年5月22日に「Biological Journal of the Linnean Society」に投稿していたコナカハグロトンボの分子系統地理に関する共著論文が公開されました。

論文のリンクは こちら

 

・共著論文が公開されました

​2021年5月20日に「Zootaxa」で受理されていたオビナシオビカゲロウの記載論文のページ数等が確定となり、公開されました。

論文のリンクは こちら

 

・Genes & Genetic Systems に受理されていた論文が雑誌の表紙になりました

​2021年3月23日に「Genes & Genetic Systems (GGS)」に受理されていたコオイムシの SSR マーカー開発に関する論文のページ数等が確定となりました。また、本論文は GGS の Volume 95, Issue 6 の表紙に採用されました。

論文のリンクは こちら

​カバーのリンクは こちら

 
 

・共著論文が公開されました

2021年3月24日に「Entomological Science」で受理されていたナナフシモドキの大量発生に関する論文が公開されました。リンクは こちら です。

 

・共著論文が受理されました

2021年3月16日に「Biological Journal of the Linnean Society」に投稿していたコナカハグロトンボの分子系統地理に関する共著論文が受理されました。

 

・共著論文が受理されました

2021年1月29日に「Entomological Science」に投稿していたナナフシモドキの大量発生に関する共著論文が受理されました。

・論文が公開されました

2021年1月24日に「Genes & Genetic Systems」に受理されていたコオイムシのSSRマーカー開発に関する論文が早期公開になりました。リンクは こちら です。

・図版作成を担当した本が出版されました

​2020年10月1日に図版作成を担当した「寄生虫のはなし ―この素晴らしき,虫だらけの世界―」(永宗喜三郎 ・脇司 ・常盤俊大 ・島野智之 編, 朝倉書店) が出版されました。寄生虫の生活様式などの図をいくつか作成させていただきました。

​詳細はこちらから↓

https://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-17174-7/

・論文が受理されました

2020年8月28日にコオイムシのSSRマーカー開発に関する論文が「Genes & Genetic Systems」に受理されました

・共著論文が公開されました

2020年6月23日に後輩の冨田くんと取り組んだ松本盆地の池に生息する大型水生昆虫群集やコオイムシの移動分散に関する論文が国際誌「Insects」で公開になりました。

 

Tomita K, Suzuki T, Yano K, Tojo K (2020) Community structure of aquatic insects adapted to lentic water environments, and fine-scale analyses of local population structures and the genetic structures of an endangered giant water bug Appasus japonicus. Insects 11: 389. *The contributions of the first to third authors are equal.

DOI: https://doi.org/10.3390/insects11060389

 

詳細はこちらから↓

https://www.mdpi.com/2075-4450/11/6/389

・論文が公開されました

2019年6月18日にスカシシリアゲモドキの高山型並行進化に関する論文が国際誌「Molecular Ecology」で公開になりました。

Suzuki T, Suzuki N, Tojo K (2019) Parallel evolution of an alpine type ecomorph in a scorpionfly: independent adaptation to high-altitude environments in multiple mountain locations. Molecular Ecology.

DOI: https://doi.org/10.1111/mec.15119

 

詳細はこちらから↓

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/mec.15119

ブログに日本語での解説も少し書いています

http://magnifyingglass.blog137.fc2.com/blog-entry-1972.html

 

・共著論文が公開されました

2019年3月15日に国際農林水産業研究センターに在籍していたときに関わらせて頂いたバナメイエビに関する論文が

国際誌「Aquaculture」で公開になりました。

 

Kang BJ, Bae SH, Suzuki T, Niitsu S, Wilder MN (2019) Transcriptional silencing of vitellogenesis-inhibiting hormone (VIH) subtype-I in the whiteleg shrimp, Litopenaeus vannamei. Aquaculture 506: 119–126.

DOI: 10.1016/j.aquaculture.2019.03.028.

 

詳細はこちらから↓

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0044848618327868?dgcid=author

 

・著書が出版されました

2018年6月22日にコオイムシ類の分子系統解析結果について執筆した本が発売になりました。

「環境Eco選書⑬ 水生半翅類の生物学」大庭伸也 (編集), 北隆館
 

「Ⅳ.系統地理学的研究

 1  コオイムシ類の分子系統解析から紐解く日本産水生半翅類相の形成プロセス」

 

上記の章を執筆しました。

 

詳細はこちらから↓

http://hokuryukan-ns.co.jp/cms/books/環境eco選書⑬「水生半翅類の生物学」/

 

 
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・写真を提供した本が出版されました

2018年6月25日に写真を提供した本が発売になりました。

「昆虫たちの不思議な性の世界」大場裕一 (編集), 一色出版

 

シュモクバエの仲間・キバネシリアゲ・ツマグロシリアゲ・ツマグロヒメガガンボモドキ・コオイムシなどの写真を提供しています。

詳細はこちらから↓

http://www.isshikipub.co.jp/science/genes_insectsex/

 

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・写真を提供した本が出版されました

2017年4月17日に写真を提供した本が発売になりました。

「季節の生きもの観察手帖: 自然を楽しむ二十四節気・七十二候」

NPO法人自然観察大学 (企画・原案, 編集), 全国農村教育協会

 

ゲンジボタル・ヘイケボタル・オニヤンマ・ギンヤンマ・コオニヤンマ・ツヅレサセコオロギなどの写真を提供しています。

 

詳細はこちらから↓

https://www.amazon.co.jp/dp/4881371924

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